第17次のものづくり補助金の公募が開始されました
更新日:10月18日
第17次のものづくり補助金の公募が12月27日に発表されました。
(ものづくり補助金ウェブサイトより抜粋)
今回は、省力化(オーダーメイド枠)のみ募集対象になります。
(ものづくり補助金公募要領(17次締切分)より抜粋)
「過去3年間に、2回以上、本事業の交付決定を受けた事業者」は補助対象外ですが、逆にいうと、過去3年間に1回だけ交付決定を受けた事業者は対象になります。
■省力化(オーダーメイド)枠について
公募要領によると、「人手不足の解消に向けて、デジタル技術等を活用した専用設備(オーダーメイド設備)の導入等により、革新的な生産プロセス・サービス提供方法の効率化・高度化を図る取り組みに必要な設備・システム投資等」を支援対象としています。
また、「デジタル技術等を活用した専用設備(オーダーメイド設備)」とは、
「ICTやIoT、AI、ロボット、センサー等を活用し、単一もしくは複数の生産工程を自動化するために、外部のシステムインテグレータ(SIer)との連携などを通じて、事業者の個々の業務に応じて専用で設計された機械装置やシステム(ロボットシステム等)のこと」をいいます。
「デジタル技術等を活用せず、単に機械装置等を導入する事業」については、本事業の対象とはなりません。
■建物、内装について
「工場建屋、構築物、簡易建物(ビニールハウス、コンテナ、ドームハウス等)の取得費用、及びこれらを作り上げるための組み立て用部材の取得費用」は補助対象外経費として明示されることになりました。
■省力化(オーダーメイド)枠特有の審査項目について
「システム開発については汎用的に利用できるパッケージシステムを元に、顧客の希望に合わせて機能を追加するなどのカスタマイズを行う開発方式や、システムやソフトウェアをゼロからオーダーメイドで開発する開発方式となっており、オーダーメイドの取組になっているか」
「人手不足の解消に向けて、デジタル技術等を活用した専用設備(オーダーメイド設備)の導入等により、革新的な生産プロセス・サービス提供方法の効率化・高度化を図る取り組みに必要な設備・システム投資等となっているか」
■まとめ
AI、ロボット、センサー等を連携したスクラッチ開発(オーダーメイド開発)のシステムをベースとした設備投資が対象になります。中小・零細企業には若干ハードルが高いかもしれません。
一般的な生産性向上を目指す設備投資は、18次以降で公募される「製品・サービス高付加価値化枠」が対象になると考えられます。
「単なる機械装置の置き換え」ではなく、オーダーメイドのシステムを組み込んだ設備投資を計画されている場合は、一度ご検討してみてはいかがでしょうか。
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