事業化支援Webアプリ『StartDash』を活用しよう②
更新日:10月18日
今回もSONYが提供している『StartDash』を使って、事業計画書をアイデア出しのレベルから作ってみましょう。基本機能を無料で利用できます。
前回は、新しいプロジェクトを立ち上げるところまで進めました。
今回は、「アイディエーション」カテゴリから、色々なアイデア創出の方法を確認してみましょう。
※アイディエーションの画面
「アイディエーション」カテゴリでは、2種類のアイデアを検討できます。
①課題解決のアイデアを考える
→新規事業の多くは、課題を解決するアイデアから生まれます。このテーマでは、数あるアイデア発想法の中で比較的取り組みやすいものとして、身近な困りごとや社会的な課題を発見し、その解決方法を考える手法を紹介します。
②異業種の事例から事業アイデアを発想する
→新規事業のアイデアには他にはないユニークさが求められます。このテーマでは、固定観念を打破してユニークなアイデアを発想しやすくするために、自業種の課題と異業種の事例を組み合わせる手法を紹介します。
今回は、「課題解決のアイデア」を考えてみます。
手法としては、「課題を発見」し、「解決方法を考案」する、というシンプルなものです。
※「課題を発見する」のタスク画面
基本的には、2つのタスクともステップごとにメモを記録していくというものです。アイデアを出す、という観点で見れば、パソコンやスマホではなく、「紙と鉛筆」で手を動かしながらのほうがよいという人もいるかもしれません。
『StartDash』はタスクごとに説明のページがあります。
※「課題を発見する」の説明ページ
「課題を発見する」の説明ページによると、課題発見の手順として、
・(下準備として)ペンと付箋を用意する
↓
・課題を書き出す(いわゆるブレインストーミング)
↓
・書き出した課題を分類する(いわゆるKJ法)
↓
・解決したい課題を1つ選ぶ
とあります。結局は「アイデア出し」と「アイデアまとめ」のオーソドックスな手法(ブレインストーミング、KJ法)をまずは行ってください、ということのようです。ウェブサイトから自動的にアイデアが発想されるということはないようですね。
「自分はひとりっきりで誰もサポートする人間がいない。アイデアを出すということもおぼつかない!」という場合は、
・Miro(https://miro.com/ja/)などのブレインストーミングツールを利用し、パソコンやタブレットから一人でブレインストーミングを行う。
・アイデアの原案は、ChatGPTなどの生成AIツールを利用し、数を出す。
というふうにして、補うことも可能です。
※Miroの画面
「解決方法を考案する」というタスクでも、原則は課題の発見と同様に、ブレインストーミングによる「アイデア出し」と「KJ法」によるアイデアまとめを駆使します。
めでたく解決法までたどり着いた課題については、アイデアメモとしてまとめておきます。
※アイデアメモのイメージ
この「課題の発見」と「解決方法の考案」をワンセットで創造することで、今の世の中に存在しない、新しいサービスやプロダクトの開発に、ひいては新事業につながっていくことになります。
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