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執筆者の写真ふかや経営サポート

事業再構築補助金が動き出しません

更新日:10月18日

事業再構築補助金が動き出しません






事業再構築補助金のウェブサイトには、

「事業再構築補助金に係る第12回以降の公募について」として、


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本事業は、11月12日(日)に内閣官房行政改革推進本部事務局が実施した「令和5年度秋の年次公開検証(「秋のレビュー」)」において取り上げられ、下記リンク先のとおり外部有識者によるとりまとめが行われております。



第12回以降の公募については、ご指摘を踏まえた見直しを行った上で公募を再開する予定です。

引き続き、事業再構築補助金については、事業状況の検証・分析等を通じた効果測定を行い、中小企業等事業再構築促進基金の政策目標の達成に向けて、適切に実施していきます。

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とあるのですが、上述した年始からの記事も含めると、制度自体が消滅するか、相当な厳格化が進むか、のどちらかになりそうです。


厳格化が進んでしまえば使い勝手の悪い制度になり、利用者が激減するでしょう。


コロナ禍の混乱期に大いに利用された制度であり、日常に戻ってしまえばそもそもの存在意義がなくなるのはいたし方ないと言えます。


引き続き、「創業や事業転換のための補助金」という建付けで新制度ができるかもしれませんが、現時点では見込み薄かと思われます。



■中小企業の今後の対策は?

上記の一連の流れは、「国の大盤振る舞いが軌道修正される」ことを示唆しています。

補助金ありき、の設備投資ブームは終焉を迎えるということです。


今後は経営の原理原則にのっとって、経営戦略策定の一連のプロセスを踏まえた上で、戦略的に投資や事業の再構築をすすめていくというのが、メインになるかと思います。


経営理念、経営ビジョン、経営計画

私などは「将来のありたい姿・夢」を口にするのを恥ずかしいと思ったりするのですが(だから経営者には向いていないのでしょうが)、経営者の方に話をうかがうと、奇をてらうことなく堂々と経営ビジョンを力説される方が多いように思います。


上図は、いわば経営の幹の部分ですが、中小零細企業家にとってはこれまではあまり考慮されることのなかった部分かもしれません。


今後は、戦略を策定し、経営計画を作った上で、あらためて資金繰り(資金調達)をどうするかについて検討することになるはずです。

その上で、


『各種補助金』VS『銀行融資』VS『その他の手段』


を比較検討し、最適な方法を選択するという、オーソドックスな方法に回帰していくと思われます。



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